令和7年第2回定例会(諸情勢報告)
本日令和7年第2回の定例会を招集いたしましたところ、公私ともご多忙の中、ご出席賜り誠にありがとうございます。
濃淡ちりばめた緑が映えた5月が過ぎ6月に入りました。麦刈りが終わった津波黒、和田地区の田植えが終了する頃には、九州北部が梅雨入りの模様でございます。昨年も申しましたが、地球温暖化による影響が年々顕著になってきており、日本の四季の移り変わりも数十年前と明らかに変化を感じます。地球全体の課題としてのカーボンニュートラルへの一層の具体的取り組みをわれわれ基礎自治体も、真剣に進めなければならないと実感しております。
提案理由の説明に入る前に、第1回定例会以降の諸情勢についてご報告いたします。
懸案でありました庁舎の耐震化工事が5月30日に完了いたしました。これによって地震発生時における災害対策本部機能を維持することが可能となります。一安心でございます。
広報ささぐり6月号の表紙にも掲載しておりますとおり、今年は合併70周年の節目の年であります。式典などは行いませんが、 篠栗町の個性あふれた明るい未来に向けて、節目の年らしい発信をしてまいります。
昨日、6月3日に福岡県町村会臨時総会が開催され、引き続き福岡県町村会副会長としての職を担うこととなりました。篠栗町の行政運営に軸足を置いて取り組むことは勿論ですが、二期目となります遠賀郡水巻町長の美浦会長を支え、福岡県町村会全体の発展のために努力してまいります 。
4月以降、各団体の総会に参加しておりますが、子ども会育成会等活動が困難だとして休会となる区が多くなってまいりました。PTA活動やシニアクラブなども含め、これまで地域での自治活動を支えてきた活動を絶やさないためにも、共働き世代が多くなった今の時代に相応しい組織運営など、町がしっかりサポートする体制を構築する時代になってきたと考えます。関係団体の方々や町外のまちづくりの専門家とともにワークショップを開いて取り組みを始めます。
4月から職員体制も新しくなり、令和7年度がスタートいたしました。私は常日頃から、全職員宛の庁内メールや課長・課長補佐を通して、篠栗町に奉職する職員としての求められる姿を発信しているつもりでありますが、中々私の思いが届いていないという事例が見受けられることから、7月に係長から新入職員までを対象に「いかに真心をもって町民の皆さまに接するか」という内容で階層別研修を実施することといたしました。今後はこうした研修を、毎年続けていきたいと考えております。
今定例会後の6月14日(土曜日)9時30分から 第11 回「よろこびとふれあいのまちづくり」フォーラムが開催されます。本年度も引き続き、子ども主体の居場所づくりについて考えるフォーラムとなっております。現在クリエイト篠栗の大ホールが工事中のため、篠栗中学校のマドレでの開催ですので、どうぞご参加いただきますよう、よろしくお願いいたします。
雨の多い時期を控え、6月23日(月曜日)に職員による防災机上訓練を実施いたします。平成21年7月に2名の犠牲者を出した豪雨災害から16年経過し、職員もかなり若返りました。災害時の迅速な職員体制の構築と対応などについて同規模の災害が起こったという想定で訓練いたします。各課長には、総務建設・文教厚生の両委員会においてご審議、採決をお願いする過程において、両委員長に対し、提出資料の説明や手順などについて十分に事前に説明するよう指示をしております。引き続きご指導を賜り、議会の進捗が滞ることのないよう準備いたしますのでどうぞよろしくお願いいたします。
以上、諸情勢報告を申し上げました。
(令和7年6月4日)
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