令和5年第1回定例会閉会挨拶

令和5年第1回定例会の閉会にあたりましてご挨拶申し上げます。

長期間にわたるご審議誠にありがとうございました。

「人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて」の人事案件1件、「篠栗町個人情報保護法施行条例の制定について」をはじめ条例案15件、「字の区域の変更及び町(丁目)の区域の設定について」、「町道の認定について」、「町道の路線変更について」の3件、令和4年度補正予算3件、令和5年度当初予算5件の、上程いたしました27議案すべてにつきまして可決いただきましたことに感謝いたします。

また、議員発議として、「議案第25号令和5年度篠栗町一般会計予算に対する付帯決議」が全員賛成にて可決されました。

内容は、執行部が提案した、3款1項2目報償費において、敬老祝い金支給事業における77歳、99歳以上の高齢者に対する支給分の縮小について、当事者の方に対する縮小理由の説明が不十分であることを踏まえ、本事業を令和4年度と同規模での継続、もしくは高齢者の方が篠栗町に住んでよかったと感じ、心が温まるような代替の施策を令和5年度篠栗町一般会計補正予算などでの計上を要望するとともに、本事業の縮小理由については、当事者の方に対して丁寧な説明を要望されたものでございます。

執行部といたしましては、本定例会初日の全員協議会にて、本事業の縮小理由について、今後増加する高齢者人口の動向について等、縮小を提案するに至った背景を十分説明したつもりではありましたが、説明が足りなかったことを反省いたしております。

只今の付帯決議を重く受け止め、令和5年議会第2回定例会において、今後の敬老祝い金事業のあり方についてしっかりとご説明し、ご議論いただきたいと考えますので、何卒よろしくお願いいたします。

 

令和5年度当初予算は、令和4年度と比べて予算総額で484百万円、率にして4.6%増の11,114百万円余となりました。

主な増加要因といたしましては、ふるさと寄附金に対する返礼品、障がい者福祉及び児童福祉のサービスに係る経費や須恵町外二ケ町清掃施設組合負担金の増加分などでありました。

予算特別委員会のなかでのご意見にもありましたように、今後、当初予算を組むに当たって、予算額の決定についてはこれまで以上に査定をしっかりと行い、限られた財源を有効に活用できる予算編成に努めてまいります。また、予算審議の際にいただいた貴重なご意見を十分踏まえながら、節約すべきところは節約し、また執行にあたって見直すべきところは補正案を議会に上程させていただき、議会のチェックのもとに粛々と行政運営を行ってまいりたいと考えております。

只今成立いたしました令和5年度予算に基づく事業計画を早期に実現するため、各課ともできるだけ仕事を前倒しして取り組んでまいりますので何卒よろしくお願いいたします。

 

最後に、本年4月末日をもって議員の皆様の任期が終了いたしますが、4年間の議員の皆様のご尽力に心から感謝申し上げます。

私は、令和元年5月13日開会の今期の初議会におきまして、「篠栗町議会におかれましては、これからの4年間、自治体運営の指針ともいうべき地方自治法第1条の2第1項に謳う「地方公共団体は、住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとする」を常に意識していただき、憲法第93条に定める「議事機関」としての篠栗町議会の機能を十分に発揮いただいて、篠栗町行政全般にわたる最高の意思決定機関として運営されることを願いますとともに、行政のチェック機関として、執行部に対しまして、ご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。」とご挨拶いたしました。

4年間を振り返りますと、阿部議長の強いリーダーシップのもと所期の目的を果たしていただきましたことに改めて感謝申し上げます。

篠栗町に奉職する職員を代表してお礼を申し上げます。4年間誠にありがとうございました。

改選後の議会に於きましても引き続き、行政のチェック機関として、行政とともに篠栗町を発展に導く車の両輪としてご尽力賜りたいと願っております。

この度、御勇退されます、阿部議長、松田議員、田辺議員には大変ご苦労さまでございました。永年にわたり町政発展の為にご尽力賜りましたこと、町民を代表してお礼申しあげます。誠にありがとうございました。今後は、篠栗町議会議員OBとして、篠栗町の発展のため、地域の活性化のために引き続きお力を賜りますよう何卒よろしくお願いいたします。また、新たなご自身の活躍の場を求めて今期でご退任されるとお聞きしております藤木議員に於かれましては、新天地での更なるご活躍をお祈りしております。どうもありがとうございました。

3月限りで定年退職される松岡こども育成課長には、永い間の行政職員としてのお勤め大変ご苦労様でした。行政という柱の一翼を担っていただき、課長職の重責を全うしていただきましたことに、この場をお借りいたしまして、私からも心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

最後に、4月23日に向けての議員の皆様のご健闘を祈念申し上げまして、令和5年第1回定例会閉会の挨拶といたします。長期間にわたるご審議誠にありがとうございました。

令和5年3月13日 篠栗町長 三浦 正

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