令和4年第4回定例会挨拶(諸情勢報告)

本日は令和4年第4回定例会を招集いたしましたところ、公私ともご多忙のなかご出席賜りまことにありがとうございました。

11月末からぐっと冷え込んでまいりました。銀杏の葉が黄葉する間もなく冬が訪れたようです。毎日サッカーワールドカップの試合結果に一喜一憂しておりますが、本日夜半のベスト8をかけたクロアチア戦を多くの国民が眠気を我慢して応援することでしょう。

12月4日から10日までの人権週間にあたり、本日19時からクリエイト篠栗で人権週間に伴う映画上映会を開催いたします。今年は「いのちスケッチ」です。今朝、私や三役、役場の課長で街頭啓発を行ったところでございます。夕方も同様に街頭啓発を行う予定ですので、よろしくお願いいたします。

 

提案理由をご説明する前に少しお時間をいただきまして最近の諸情勢についてご報告いたします。

 

先ず、11月5日に福岡県との共催で開催いたしました、第73回福岡県植樹祭では、議員の皆様におかれましてはご多忙な中にご出席いただきまして誠にありがとうございました。広報ささぐり12月号の1ページに服部福岡県知事、桐明福岡県議会議長、地元選出の宮内秀樹衆議院議員、阿部議長、そして「みらいへとみどりの光とどけよう」という大会テーマ最優秀賞を受賞した深江大輝さん等とともに記念植樹をした模様を掲載いたしました。

議員の皆様をはじめ、町民の皆様もクリエイト篠栗前の道を挟んだ篠栗ふれあい広場で春・秋に咲く「ジュウガツザクラ」を楽しみにしていただければありがたいと思っております。

 

11月13日の篠栗町消防団非常呼集訓練では、水利から火点まで遠距離で急勾配の数百メートルに及ぶ長い送水訓練を行いましたが、厳しい水利の状況のなかでも何とか放水することができました。新型コロナの影響で、中々ポンプを動かしての訓練もできませんでしたので、火災発生時に備えた、大変重要な実地訓練ができたと感じました。勿論、町民の皆様におかれましては、これから一番乾燥する季節でございます。火災予防に万全を期していただきたいと願っております。

また、同日和田地区におきまして下川原・天神免地区区画整理事業がスタートしました。国道201号線沿線では今後も新たな開発が続く予定です。少しずつ篠栗の新しい姿が見えてきています。逐次議会にもご報告してまいりたいと考えております。

 

議員の皆様におかれましてはすでにご存じと思いますが、12月1日に「オミクロン株対応の福岡コロナ警報」(福岡オミクロン警報)が発動されました。県が発表した、いわゆる第8波下におけるこれまでの経過は、

●感染状況について、10月下旬以降、新規陽性者は増加傾向にあり、前週の同一曜日を上回る日が続いているものの、その増加のペースは緩やかな状況となっている。

●医療提供体制について、11月4日、病床使用率が「福岡コロナ警報」発動の目安である15%以上となったが、その上昇のペースは新規陽性者数と同様に穏やかであり、重症病床使用率も極めて低い状況となっている。

●こうした状況の中、11月11日、国の分科会がオミクロン株に対応した新たなレベル分類を示し、18日には、国の対策本部において今秋以降の感染拡大で保健医療への負荷が高まった場合の対応が決定された。これらを踏まえ、21日に「オミクロン株対応の福岡コロナ警報」を新設したところである。

としています。

 

インフルエンザの流行時期でもありますので、私たちはこれまで通り、感染予防対策をしっかり行いましょう。また、冬場は暖房・エアコン等の使用で窓を閉めることが多くなるため、定期的に窓を開けるなど、換気を徹底いたしましょう。さらに、オミクロン株対応等の新型コロナワクチンの早期の接種を検討しましょう。

今後についてですが、国においては、第8波が落ち着けば、治療薬も承認したことから、感染状況に注意しつつも、新型コロナウイルスの分類を第2類から第5類へとする見直しの議論が開始されました。5類への見直しが実現すれば、マスクを外した日常生活に戻る、ウィズコロナの時代へと移っていくものと思います。もうしばらくの辛抱です。

11月17日に、3年ぶりに全国の町村長が一堂に会し、全国町村長大会が開催されました。この大会において

1「長期化するコロナ禍や原油価格・物価高騰等が、国民生活及び経済活動に甚大な影響をもたらしている。加えて、自然災害も頻発している。

国と地方は総力を挙げて、感染症対策をはじめ、度重なる災害からの復旧・復興と国土強靭化、東京一極集中の是正と地方創生推進による分散型国家づくりに取り組んでいかなければならない。

我々町村長は、相互の連携を一層強固なものにしながら、直面する課題に積極果敢に取り組み、地域特性や資源を生かした施策を展開し、豊かな住民生活と個性あふれる多様な地域づくりに邁進する決意である。」として17項目の決議をいたしました。

2また、いまこそ、新型コロナウイルス感染症対策の充実強化と地域経済の再生に向けた実効性のある取り組みを通じて国民の安全・安心な暮らしを実現しなくてはならないとする

「新型コロナウイルス感染症対策の充実強化と地域経済の再生に関する特別決議」、

3我々町村は「農業の発展」と「農村の振興」を追求することが、食糧安全保障の強化や持続可能な地域の確立、強靭な国土の維持・形成につながるものと考えるとして、

「食料安全保障の確立と持続可能な農業・農村政策の推進に関する特別決議」、

4地域に暮らす人々の命と暮らしを守ることは、われわれ町村長に課せられた最大の使命であり、安全安心な地域社会を実現し、持続可能な活力ある地域を創生するためには、全国的な防災・減災対策、国土強靭化の取組みを一層推進することが喫緊の課題であるとして、

「全国的な防災・減災対策、国土強靭化の推進に関する緊急決議」を行い、

合わせて4つの決議を全国926町村長の総意として、実現を強く求めました。

 

町村の多くは農山漁村地域にあり、文化・伝統の継承はもとより、食料・エネルギーの供給、水源涵養、自然環境の保全等、国民生活にとって極めて大きな役割を果たしているということを改めて実感した全国町村長大会でした。

以上諸情勢をご報告いたしました。

 

(令和4年12月5日)

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