令和3年第3回定例会閉会挨拶

令和3年第3回定例会の閉会にあたりましてご挨拶申し上げます。長期間にわたるご審議誠にありがとうございました。

「篠栗町教育委員会教育長の任命について」の人事案件1件、「住居表示の実施に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について」をはじめ条例案2件、「財産の処分について」1件、令和2年度一般会計、特別会計の決算の認定について4件、水道事業会計及び流域関連公共下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について2件、専決処分の承認を含め令和3年度補正予算3件、追加議案の「令和3年度篠栗町一般会計補正予算(第6号)について」の、上程いたしました14議案すべてにつきまして可決・承認いただきましたことに感謝いたします。

さて、令和3年第2回定例会において可決いただきました「篠栗町「町民の命を守るささぐりづくり」条例の制定について」、6月18日の採決日の閉会挨拶において私は、「今日、これからが、新たな篠栗町として踏み出す第一歩です。条例にうたわれたそれぞれの役割と責務を日常の中でしっかりと果してまいりましょう。住民一人一人が、あと一歩を踏み出して、周りのみんなと繋がりをもち、会話を重ねて関係性を深め、必ずや、地域に誇れる篠栗町の姿になるよう町民全体で努力して参りましょう。今後とも議会の皆様におかれましては、こうした思いの実現に向けてともに進んでいただきますようお願い申し上げます。」と結びました。

第2回定例会閉会後、7月に制定いただいた条例のリーフレットを全戸配布し、その後開催されました諸会議において啓発に努めるとともに、各課におきまして具体的な行動を進めているところでございます。

そうしたなか、今回定例会における一般質問において、荒牧議員から「町民の命を守るささぐりづくりの実現を」というテーマでご質問をいただきました。

只今申し上げたように令和3年第2回定例会で最重要議案と位置付けていただき特別委員会を設置しご審議の上、可決いただいた「篠栗町「町民の命を守るささぐりづくり」条例について」、その後の進捗状況についてのご質問でした。

答弁については、今後の議会広報や一般質問での今後の録画配信をご覧いただくとして、議員とのやり取りの中で、私は大変重要な課題を再確認いたしました。それは、議会広報No.208号に掲載されていましたように、「議会としては町のチェック機関として内容に関する報告は求めたい」と結んであったことでございます。このことを踏まえたうえでのご質問であったわけでございますが、今後は、定例会の開会に合わせて、その時点での本条例にかかる執行部としての取り組み状況、住民・各種団体等での活動の進捗状況などを全員協議会等にて丁寧にご報告してまいることをお約束いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

今回の一般質問では、本質問をはじめ6人の議員の皆様がそれぞれ大変重要な課題についてご質問いただきました。「待機児童問題」や「女性消防隊の活動」「電子図書の導入」についてなど将来に向けた時宜を得たテーマであったと思います。そうしたなか、「旧上津江村の町有林」についてのご質問が2件ございました。

本定例会に上程しておりました議案第59号のなかで、産業観光課から6款2項1目林業総務費を増額補正し、旧上津江村町有林の売却の可能性を探るために、土地・立木の鑑定調査委託料1,105千円を計上しておりますこと、この件は前回定例会の際に準備に入ることをご報告もしておりましたことから、にわかに関心が高まったものと理解しております。

一般質問の場では、まだ確定していないことに対して他の議員の皆様、町民の皆様に先入観を与えることがあっては好ましくないとの判断から、通告書記載の質問以外の再質問については、答弁を控えた点もございましたことをお許しください。

今後議会と慎重に議論を重ねて、しかるべき方向性を見つけたいと考えておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

本定例会の開会日に、2050年に温室効果ガス(二酸化炭素)実質排出ゼロを目指す「ゼロカーボンシティの表明」をいたしました。併せて、本定例会の「令和3年度篠栗町一般会計補正予算(第5号)」において、「地域再エネ導入戦略策定支援事業」の計画策定業務に関する補正予算をご承認いただきました。今後は議会に逐次ご報告しながら、篠栗町の「ゼロカーボンシティ」に向けた取り組みを推進してまいります。

本日は、これから台風14号が北部九州を直撃する予報でございます。大雨にならないよう願うところでございますが、今後気象庁と連絡を取り合い、危険が迫るような場合には町民の皆様へ早めの周知を徹底したいと考えます。また、本定例会中に度々報告しておりますが、町内小・中学校、幼稚園において新型コロナウイルスの感染報告を受け、一部学級閉鎖をおこなっている学校・学年もございます。今後も感染拡大を未然に防ぐべく、粕屋保健福祉事務所と緊密に連携をとって対応するとともに、ワクチン接種をしっかりと進めてまいりたいと考えておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

本日、糟屋地区議長協議会から4名の議員の皆様(議員18年表彰 松田國守議員、阿部 寛治議員 議員10年表彰 今長谷 武和議員、村瀬 敬太郎議員)に表彰状が授与されました。これまでの議員としてのご功績に敬意を表しますとともに、今後とも、篠栗町の発展のためにご尽力賜りますようよろしくお願いいたします。

最後に、今後とも町職員一丸となって篠栗町の諸課題の解決のために努力して参りますので、議員各位におかれましては、引続きご指導・ご協力賜りますようお願い申し上げて、篠栗町議会令和3年第3回定例会の閉会の挨拶といたします。長期間のご審議ありがとうございました。

(令和3年9月17日)

 

注)村瀬敬太郎議員の「瀬」の字は、右肩に刀が入るのが正式表記です。

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