令和3年第1回定例会閉会挨拶

令和3年第1回定例会の閉会にあたりましてご挨拶申し上げます。

長期間にわたるご審議誠にありがとうございました。

「副町長の選任について」他人事案件4件、「押印の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例の制定について」をはじめ条例案6件、「財産の処分について」、「町道の廃止について」、「町道の認定について」、「字の区域の変更及び町(丁目)の区域の設定について」等各1件の合計4件、「須恵町外二ヶ町清掃施設組合規約の変更について」他規約の変更および変更に関する協議等3件、令和2年度補正予算4件、令和3年度当初予算6件に加え、追加議案として提出いたしました、4月11日実施の県知事選挙に関する令和2年度補正予算、令和3年度補正予算各1件の、上程いたしました29議案すべてにつきまして可決いただきましたことに感謝いたします。

令和3年度当初予算は、令和2年度と比べて、予算総額で約273百万円増の10,311百万円余となりました。令和3年度も、財源を有効に使いながら例年通りの予算を計上しておりますが、、総務費、民生費、衛生費、土木費、教育費を中心に緊急性の高い優先事業に取り組むべく増額計上いたしました。特に、衛生費における新型コロナウイルスワクチン接種事業は、日本全体が早期に完了すべき最優先課題でございます。今後も、追加予算計上のための補正予算審議をお願いすることが予想されます。ワクチン接収希望者全員に対する早期の接種完了を目指して取り組んでまいります。

ただ今成立いたしました令和3度当初予算に基づく事業計画を早期に実現するため、各課ともできるだけ仕事を前倒して、取り組んでまいりますので何卒よろしくお願いいたします。

さて、本定例会の開会日に、「篠栗町内において発生した保護責任者遺棄致死事件」について全員協議会で詳細をご報告いたしました。

前日の3月3日に、教育長、こども育成課長にて報道関係者の質問を受ける機会を持ち、事件発生までの篠栗町の対応をできるだけ詳細にご説明いたしましたが、その報告でございました。議会全員協議会では様々なご意見をいただきましたが、私から「今回の事件は、現在容疑者が逮捕されたという状況であり、現時点(3月4日現在)では、今後の捜査の展開を見守るしかない」との報告をいたしました。

その後、報道の警察への取材により、私たちも事件の真相をより深く知ることとなりました。そうした過程で、日々、町長である私自身に対して、様々な意見を電話やSNS、手紙などで頂戴いたしました。

様々な事件の真相が明らかになっていくなかで、議案審議の間にも、「議会として私たちは何かしなくていいのか」とのご意見をいただきました。

私は、今回逮捕された2人の容疑者による、通常の社会常識では考えられない事件の異常性がクローズアップされる現実の一方で、「篠栗町で5歳児がひもじい思いをしながら衰弱死したという事実」については、私たちは、決して逃げてはならない。こうしたことを二度と起こしてはならないということを強く思うに至りました。

つきましては、お手元のタブレットに記載しておりますが、次のような篠栗町としての行動を議会の皆様とともに起こしたいと思い、次の内容の町民向けのメッセージを作りました。只今申し上げた内容と重なる部分もございますが文面を読みます。

 

(別途 「篠栗町の子どもの命を守るための行動を」をご覧ください)

 

早速4月にスタートを切りたいと思っております。何卒よろしくお願いいたします。

3月限りで定年退職される立花博友 総務課長、井上勝則 産業観光課長におかれましては、永い間の行政職員としてのお勤め大変ご苦労様でした。まちづくりにおける、行政という柱の一翼を担っていただき、課長職の重責を全うしていただきましたことに、この場をお借りいたしまして、私からも心から感謝申し上げます。

昨年11月19日に逝去された前副町長松田秀幹さんの後任の副町長として、平成25年度から6年間総務課長をお願いしていた大塚哲雄氏に決まりました。これからは大塚副町長と二人三脚で、次の時代の「篠栗町の更なる自立」を目指してしっかりと行政運営を継続し、地方創生を具体的に実践する先進自治体となるべく努力してまいりますので、議会におかれましては、引き続きご指導・ご助言を賜りますようお願い申し上げて、令和3年第1回定例会閉会の挨拶といたします。長期間にわたるご審議まことにありがとうございました。

(令和3年3月16日)

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