令和2年第3回定例会挨拶(諸情勢報告)

本日令和2年第3回定例会を招集いたしましたところ、公私ともご多忙のなか、ご出席賜り誠にありがとうございました。
只今、議長のお話にもありました通り、松田副町長が現在病気療養中で、病と闘っております。早期に快復し、復帰していただくことを願ってやみません。

今年も各地で豪雨災害が発生いたしました。
篠栗町におきましても、7月6日、9日に大雨警報が発令され、 状況をみながら災害準備本部、警戒本部を設置して備えましたが、大事には至りませんでした。
改めて令和2年7月豪雨災害でお亡くなりになられた皆様に心から哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様にお見舞いを申し上げます。
福岡県町村会では、福岡県、福岡県市長会とともに、大牟田市への職員派遣を交代で行っておりまして、篠栗町では、8月11日から17日まで罹災証明発行支援のため職員を派遣したところでございます。今後も、必要に応じて対応することを申し合わせております。
9月に入っての大型台風の接近が心配されますが、警戒態勢を怠ることなく対応いたします。

次に、新型コロナ関連について申し上げます。新聞報道ですでにご承知のとおり、糟屋郡での感染者数は昨日現在で234人となっており、依然として連日数名の感染者が出ている状況でございます。しかしながら、日本全体、また福岡県をみてみますと、新規感染者数は減少傾向にあり、それぞれの立場での努力が功を奏しているといえる状況でございます。 篠栗町におきましても 、今後とも各方面への協力要請をしっかりと行いながら、感染拡大防止に向けた努力を継続してまいりたいと考えております。
そうした中で、敢えて病院名をあげて申し上げますが、心配しておりますのは福岡青洲会病院で大規模なクラスターが発生した件でございます。 福岡青洲会病院は新型コロナ禍がスタートして早い時期に発熱外来を設置し、福岡県の要請に基づいてPCR 検査もおこなっていただいておりましたが、今回このような事態が発生いたしました。懸念されるのは、糟屋南部消防本部の救急搬送先として大変重要な役目を果たしていただいている福岡青洲会病院が、現在診療できない状況にある点でございます。糟屋郡町長会では、現在、福岡青洲会病院をはじめ院内クラスターが発生した医療機関等への様々な支援を呼びかけるべく協議を進めているところでございます。地域医療崩壊という最悪の事態を避けるため発信してまいりたいと考えております。
現在の篠栗町の感染状況、支援策の状況等については今定例会期間中に別途ご報告申し上げます。
例年であれば9月以降開催しておりました、高齢者の集い、敬老会、小学校・幼稚園等や各区での運動会、金婚式、文化祭、ささりんピックなど、町民の皆さまが楽しみにしていただいている交流の場としての行事をのきなみ中止にせざるを得ない状況でございますが、皆様ともうしばらく辛抱いたしましょう。
来年の成人式は、どのような形式にせよ必ず開催し、新成人を祝おうと準備を進めております。よろしくお願いいたします。

安倍総理大臣が8月28日に辞意を表明されました。これまで、「アベノミクス」実現のための「三本の矢」をはじめとする諸施策、「地方創生」、「一億総活躍社会の実現」等、全国津々浦々の地域が勢いを取り戻すようにと地方のために様々な取り組みをしてこられたことに感謝申し上げます。
ここ数日間で国内の政局はにわかに賑やかになりました。次期総理大臣がどの方になるにせよ、これまで国が進めてきた「地方創生=まち・ひと・しごと創生総合戦略」が継続され、地方のための政治が更に推し進められることを期待しております。

最後になりますが、本定例会は、私にとりまして任期最後の議会であります。
この4年間の任期中、懸案でありました、財政力指数の向上・経常収支比率の改善については、道半ばと言わざるを得ません。しかしながら、篠栗町は大きく動き始めております。多少のタイムラグがあり、4 年前に掲げた篠栗北地区産業団地開発等、所期の目標を達成するには今しばらく時間がかかりますが、本年度からの第2期「篠栗町まち・ひと・しごと創生総合戦略」の実践で、必ずや福岡県を代表する町となることを信じて止みません。
今後とも議会の皆様に置かれましてはご指導・ご協力を賜りますよう何卒よろしくお願いいたします。
 

(令和2年9月2日)

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