令和2年度のスタートに当たって

皆さんおはようございます。

令和2年度のスタートに当たって、職員の皆さんと共有したい私の思いを少し述べます。

今年は第6次篠栗町総合計画「ささぐり みんなの 羅針盤」の3年目、そして第2期「篠栗町まち・ひと・しごと創生総合戦略」のスタートの年であります。
第6次篠栗町総合計画は、2018年度からの5年間の取り組みが、必ずや篠栗町の個性を更に進化させ、福岡都市圏のなかでも「きらりと光る町」として輝かせるという決意のもとスタートした、篠栗町の最上位に位置する計画であることをもう一度確認したうえで、5年計画の後半戦へ臨んでいただきたい。

また、昨年度1年間かけて、総合戦略審議会において練り上げた第2期「篠栗町まち・ひと・しごと創生総合戦略」については、4月の広報ささぐりで町民の皆様に向けて、特集を組んで詳細に説明しております。
職員におかれましては、4つの基本目標、そして22項目の目標とKPIを精読し、主たる課として取り組むべき課題については、5年間で実行に移していく優先順位をしっかり決めて一つ一つ実行していただきたいと考えます。躊躇していたら直ぐに時は流れてしまいます。どうぞよろしくお願いいたします。

毎年、期初に申しあげておりますが、4月の早い時期に、各課において「第6次篠栗町総合計画」と「第2期篠栗町まち・ひと・しごと創生総合戦略」のどの部分を、この1年、自分たちの課が担ってくべきなのか、どの係がその主役となって仕事をしていかなければならないのかをよく話し合って、スタートを切っていただきたい。具体的には課長会にてまた連絡いたします。

私はかねてから「持続可能なまちづくり」という言葉を使ってきました。「立ち止まらないこと。変化し続ける、何かに取り組み続けることで活き活きとした“まち”が生まれる」との趣旨です。持続可能性とは「将来世代のニーズを満たす能力を損なうことなく、現在世代のニーズを満たす能力」であります。
持続可能性という視点で我々地方公共団体の使命を言い換えれば、「現在世代のニーズを満たすとともに、将来世代すなわち若年層世代のみならず将来を担う子どもたちの、自治体への期待感を損なうことなく『住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとする(地方自治法第1条の2)』」に尽きるのではないでしょうか。
決して言葉だけが上滑りしないよう、「持続可能なまちづくり」とは何かを自分たちなりに定義し、実践に役立てていただきたいと思います。

私の今の任期において、皆さんにお願いしていることは、毎年変わりません。
次の3点です。

1.「自治とは何か」を常に考えて仕事をする。

自治とは、「私たちの町のまちづくりは私たちの手でという思いとその実現に向けた行動。そして、その過程と結果に自らが感じる喜びとその積み重ね」です。キーワードは「実現に向けた行動」と「喜びとその積み重ね」です。町民の皆さんを巻き込んでいろいろな取り組みに頑張るのはもちろんですが、まず汗をかくべきは、篠栗町に奉職している私たち職員であることを忘れないように。

2.「対話」を大事にする。

「責任=accountability(対外的に説明する責任)」この説明責任をより効果的に果たすた めに、住民の皆様との「対話=dialog」を大事にすることを第一に行動しましょう。
「対話」のポイントは守るべき法律を盾に一方的に説明するのではなく、まず相手と目線を同じにすること、そしてしっかり聴くことです。そのあとで丁寧に説明する。そうした訓練をしていきましょう。

3.「ささぐりウェイ」を作り上げよう

ひとつの目標に向かって進むチームです。みんなの考えるベクトルの方向性を大事にする「チームささぐり」を意識しながら行動したいものです。

今日の緊張と気持ちの高ぶりを絶対忘れずにしっかり頑張ってください。お手本は先輩職員のなかにいっぱいあります。一歩一歩のたゆまぬ成長を期待しています。

全員に話した3点「『自治とは何か』を常に考えて仕事をすること」「『対話』を大事にする」「『ささぐりウェイ』を作り上げよう」は、これからも度々私が口にする考えです。皆さんにも是非意識して仕事することをお願いします。新人諸君の健闘を祈ります。そして職員全員が健康で、今年度1年間頑張り抜くことを願って令和2年度、新時代を迎える期初の話を終わります。

令和2年4月1日

篠栗町長 三浦 正

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