令和2年第1回定例会閉会挨拶

令和2年第1回定例会の閉会にあたりましてご挨拶申し上げます。
長期間にわたるご審議誠にありがとうございました。

「人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて」の人事案件1件、「篠栗町印鑑条例の一部を改正する条例の制定について」をはじめ条例案12件、「篠栗北地区産業団地造成工事における工事請負変更契約の締結について」1件、「篠栗北地区産業団地残土処分場整備工事における工事請負変更契約の締結について」1件、令和元年度補正予算4件、令和2年度当初予算6件の、上程いたしました25議案すべてにつきまして可決いただきましたことに感謝いたします。

令和2年度当初予算は、令和元年度(平成31年度)と比べて、予算総額で約1億6000万円減の100億3900万円余となりましたが、令和元年度は、津波黒地区法面補強工事分の7億1500万円が増加しておりました。令和2年度もオアシス篠栗空調機器更新工事3億500万円余の予算を計上し、民生費や衛生費における経常経費の増加もあって、2ヶ年連続で100億円を超える当初予算となりました。

ご審議いただいた通り、予算を組むに当たっては、現在のところ歳入の大きな増加は見込めないことから、緊急防災・減災事業債等交付税措置のある起債を有効に活用するとともに、基金を一部取り崩して予算を作り上げている状況でございます。できるだけ歳出を切り詰めて執行にあたることとしておりますが、今後の財政硬直化を抑えるため、「第1期篠栗町 まち・ひと・しごと創生総合戦略」の重要な柱として取り組みました、完成間近の篠栗北地区産業団地開発をはじめ新たな町の原動力となる様々な仕掛けで魅力ある町とすることによって、働き手人口の増加、交流人口の増加等地方創生を実践する先進地篠栗となるよう取り組みを進めてまいりますのでよろしくお願いいたします。

本日、議案第14号「篠栗北地区産業団地造成工事における工事請負変更契約の締結について」の採決における反対討論において、「当初の設計・積算に甘さがあった」、「契約金額、そのものについて問題がある。責任の所在を明らかにすべきである」、「予算の使い方に問題がある」とのご指摘をいただきました。貴重なご意見として今後の取り組みの中に活かしてまいります。このような町の先行きに対するご心配をいただいておりますが、事業もおおむね終了する令和2年議会第3回定例会におきまして、平成27年度からの事業全般の総括と今後の見通しについての説明を行いたいと考えております。

一般会計はじめ当初予算6件の予算審議の際にいただいた貴重なご意見を十分踏まえながら、節約すべきところは節約し、また執行にあたって見直すべきところは補正予算案を議会に上程させていただき、議会のチェックのもとに粛々と行政運営を行ってまいりたいと考えております。
ただ今成立いたしました令和2年度当初予算に基づく事業計画を早期に実現するため、各課ともできるだけ仕事を前倒して、取り組んでまいりますので何卒よろしくお願いいたします。

ただ今、全国町村議長会から阿部議長が、長年の議長としてのご尽力に対し表彰をお受けになられました。長年にわたる議会議員として地方自治の振興に寄与されたご功績は大変大きいものでございます。私からも深甚なる敬意を表しますとともに心からお祝い申し上げます。誠におめでとうございました。

昨日で、東日本大震災から9年がたちました。未だ被災地の復興は道半ばでございます。被災地から遠い九州の地にあっても、今、できることを考え、行動しなければならないと改めて思うところでございます。
また、その後も、各地で起こった地震や豪雨災害など、我が国が災害の多い国であることを目の当たりにし、いつわが町においても同様の災害に見舞われるかわからないと身の引き締まる思いでございます。現在も、各地で懸命に復旧・復興に向けた努力が継続されています。わが町においても防災・減災に向けた取り組みはしっかりと継続していかなければなりません。
そうした中、今回の目に見えない脅威、「新型コロナウィルス感染症」の感染拡大の勢いが全世界において止まりません。篠栗町におきましても、国の感染拡大防止に向けた指針に従って3月上旬から町内施設の稼働を止め、小中学校の臨時休校を行い、経過を見守っているところです。早期に通常の状態に戻ることを祈るばかりです。

さて、3月限りで定年退職される佐伯和久 議会事務局長、久芳良行 税務課長、井上伸一 こども育成課長、八尋正記 上下水道課長の四方には、永い間の行政職員としてのお勤め大変ご苦労様でした。まちづくりにおける、行政という柱の一翼を担っていただき、課長職の重責を全うしていただきましことに、この場をお借りいたしまして、私からも心から感謝申し上げます。

最後に、令和2年度も、新体制の下、松田副町長と二人三脚で次の時代の「篠栗町の更なる自立」を目指してしっかりと行政運営を継続し、地方創生を具体的に実践する先進自治体となるべく努力してまいりますので、議会におかれましては、引き続きご指導・ご助言を賜りますようお願い申し上げて、令和2年第1回定例会閉会の挨拶といたします。長期間にわたるご審議誠にありがとうございました。

(令和2年3月12日)

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