平成26年 第2回定例会挨拶(諸情勢報告)

本日、平成26年第2回の定例会を招集いたしましたところ、公私共ご多忙の中ご出席賜り、誠にありがとうございました。
北部九州も6月2日に梅雨入りし、季節は移り変わっています。田植えが山間部から順に進み、町のいたるところで見ることのできるアジサイも、ひと雨ごとに生き生きと大きく花開く気配であります。

平成21年7月に豪雨災害に見舞われたわが町は、今年も広報ささぐり6月号で、「災害から身を守ろう」との見出しで特集を組みました。
災害はいつ起きるかわかりません。今後も災害の怖さを風化させることのないよう、そのための備えを万全にしてまいります。災害時には「自助・近助・共助・公助」の連携が必要です。そうした見地から、最近は「防災自治」という表現がよく使われるようになってきました。防災をよりどころに、地域の連帯をこれまで以上に深めるべきであり、そのような取り組みをとおして、自分たちの地域のことは自分たちでという自治が生まれるとの考えであります。昨今の組合加入率の減少問題を改善できるヒントが隠されているような気がしております。今後職員で勉強を重ね、区長会と協議してまいりたいと考えております。

さて、議案の説明に入ります前に、3月定例会以降の諸情勢報告をいたします。
去る5月7日の福岡県町村会理事会において、福岡県町村会監事の職を拝命したことをご報告いたします。ご承知のとおり、数年前に福岡県町村会は不明瞭な資金の流れが明らかになり、マスコミはじめ福岡県民から痛烈な批判を浴びた経験があります。福岡県町村会長である南里志免町長を支え、福岡県町村会のさらなる透明化のために微力ではございますが精一杯努める所存でございます。

篠栗町第5次総合計画の2年目がスタートして2か月経過いたしました。
今回の総合計画「ささぐり みんなの道標(まちしるべ)」の設定期間は5年間です。住民の皆さんのワークショップから導かれた詳細な内容に基づき町から篠栗町総合計画審議会に諮問し、同審議会における慎重な協議の答申をいただいた、篠栗町民全体の思いであります。去る5月19日の「まちづくり住民説明会」でもお話しましたが、もう中盤に差し掛かっています。5年間で目標としている成果指標を達成できるよう、さらなる努力を重ねてまいります。

6月2日に乙犬・尾仲・若杉の区長、水利関係者、農事組合関係者からなる「クリーンパーク稼動延長協議会」をスタートすることができました。7月から実質協議に入ることとしており、協議内容につきましては、適宜、議会に報告してまいりたいと考えております。

冒頭に防災について述べましたが、昨日、福岡県防災危機管理局とともに災害対策本部設置訓練を行いました。一部の議員の皆様も見学にお越しでありましたが、時に応じた的確な判断と指示、行動が求められる災害対策本部の運営について、大変勉強になりました。訓練でできないことは災害時にできるはずがありません。平時における災害を想定した訓練の重要性を認識し、こうした訓練を重ねる必要があることを痛感いたしました。今後とも福岡県防災危機管理局のご指導を仰ぎながら継続して取り組んでまいりたいと考えております。

平成26年第1回定例会におきましても職員の交通事故による損害賠償案件を2件報告いたしましたが、今回もまた同様の事故を起こしてしまいました。
また、この事故の損害賠償金支払いにおいて、50万円超の損害賠償の支払処理を議会の議決を経ずに行いました。平成21年12月18日施行の「篠栗町長の専決処分事項の指定に関する条例」に違反する、議会軽視と言われても弁解できない事態となりましたことを深くお詫びいたします。また、このほかにも住民課国民健康保険係において社会保険診療報酬支払基金への請求額を誤るミス、健康課において介護保険料の算定に関して誤った額で請求するミスが発生いたしました。
いずれも職員の事務知識の欠如と管理者のチェックの甘さから、発生した事務ミスであり、相当の注意を払って事務対応していれば防ぐことのできた内容であります。詳細は本会議中に所管委員会に説明した上で、補正予算連合審査の際に報告いたしますが、これはひとえに私の全体の管理の甘さに起因するものであります。すべては私の不徳のいたすところであります。大変申し訳ございませんでした。
こうしたミスを繰り返さない為に、一昨日、「リスク管理体制の強化」について課長会・課長補佐会で会議を持ちました。今更ながらこうした会議を開催しなければならないことは、内心忸怩(じくじ)たる思いでありますが、この会議を踏まえて、今後は、事務処理の質を、地方分権時代にふさわしいレベルになるよう、日々の研鑽(けんさん)と処理体制を早急に改革し、実行に移してまいります。今後も議会に対して経過を報告してまいります。

最後に、議員各位におかれましては、任期最終年度として、さらに厳しく行政運営につきましてご指導いただき、職員を叱咤(しった)激励いただきまして篠栗町の「自治」の確立と発展にご尽力賜りますよう、何とぞよろしくお願いいたします。

(平成26年6月5日)