平成24年 新年のごあいさつ


あけましておめでとうございます

謹んで新年のお慶びを申し上げます。
皆様には、平成24年の新春をいかがお過ごしでしょうか。

千年に一度ともいえる東日本大震災、あってはならない福島第一原子力発電所の事故から9ヶ月が経過しました。
年末にテレビ放送各局で、東日本大震災を振り返る特別番組が放映されていましたが、そこには復旧から復興へとひたすら前向きに 進もうとしている被災地の人々の姿がありました。
亡くなった方々への自治体の対応の状況と、担当職員の息苦しくなるような気持ちの移り変わりをこれまでになく掘り下げて報道して いた番組もありました。
私は、それらの番組をじっと息を殺すようにして見入っていました。

3.11の大震災を決して忘れまいと思っていても、被災地から遠い私たちはどうしても記憶が途切れがちになります。
私たちはこの千年に一度の大災害、そして福島第一原子力発電所の事故を決して忘れないために、月に一度11日だけでも、「2011年 3月11日の午後2時46分に大地震が起こり、巨大津波が東北各地域に押し寄せ、福島の原発事故が起こった。 死者・行方不明者は2万人近くに上り、避難・転居者は33万4千人に達する」と記憶にとどめ続けなければならないと思います。
私は手帳の毎月11日にマル印をつけました。 この日は必ず東日本大震災の記憶を振り返り、犠牲者に哀悼の気持ちをささげ、被災地の復旧・復興に思いをはせることとしました。

さて、「地域主権改革」を政策の1丁目1番地に掲げた民主党政権が平成21年9月に発足し、2年余りが過ぎました。
この間、未曽有の大災害である東日本大震災があり、その復旧・復興を最優先しなければならないとはいえ、この改革のトーンが維持 されているとは言い難いように思えます。
そうしたなかで、私は、原口元総務大臣において掲げられ、それ以降一貫して進められている「緑の分権改革」に今なお大きな期待を 寄せています。
「緑の分権改革」の本旨を理解し実践の可能性を探るなかで、地方をどうしたら元気にできるのかおぼろげに見え始めたと言っても いいでしょう。 篠栗町をはじめとする地方が本当に元気になるためには、単なる政治・行政上の分権改革にとどまらず、経済・社会システムの分権改革 にも取り組まなければならないのです。

篠栗町にしかない資源と篠栗町にしかない素晴らしい人材を活用・融合させ、町のさらなる自立と篠栗町に住んで良かったと思えるような 幸福感のアップを目指して、篠栗町にあるものを生かす持続可能な「緑の分権改革」こそ、これから求められるものであろうと考えます。
「自分たちの町のことは自分たちの手で」という自治の原点に軸足を置きつつ、今年は、篠栗町「緑の分権改革」の推進によるさらなる 「篠栗町の個性の創造」を目指して、職員一丸となってまい進することをお約束いたします。

末尾になりましたが、平成24年が皆様にとって素晴らしい年となりますよう祈念申し上げ、新年のあいさつといたします。


(平成24年1月1日)