平成24年度の篠栗町の決算

決算で見える 町の財政状況

平成24年度の一般会計と特別会計、公営企業会計の決算が、篠栗町議会9月定例会で認定されました。
町財政の中心となる一般会計の決算額は、歳入総額105億8,248万9千円、歳出総額103億498万1千円となり、歳入・歳出の差引額は2億7,750万8千円で、黒字決算となりました(町債6億580万円の借換えを除く)。
詳しくは「平成24年度 決算の詳細」の各項目をご覧ください。

平成24年度 決算の詳細

  1. 決算の概要
  2. 決算の特徴
  3. 歳出の主な事業と内訳
  4. 特別会計・企業会計
  5. 財政健全化判断比率
  6. 財務に関する4つの表 (財務4表)

1.決算の概要

平成24年度は、平成23年度と比べ、歳入では約10億7,637万6千円の増、歳出では約13億3,256万8千円の増となっています。増加の主な理由として、歳入では、町税や財産収入、町債などが増加したこと、歳出では、総務費や公債費が増加したことがあげられます。

「経常収支比率」と「基金と地方債」

経常収支比率
年度 篠栗町 糟屋地区平均 福岡県平均
平成24年度 88.8% 87.3% 89.7%
平成23年度 89.0% 87.6% 88.9%

基金と地方債
区分 基金(町の預金) 地方債(町の借金)
平成24年度末残高 3,476,493千円 9,167,150千円
人口1人当たり 110千円 290千円
人口31,621人(平成25年3月31日現在)

上図は、過去6年度分の「経常収支比率」「基金と地方債」の推移を示したもので、これを見ると、町の財政が改善傾向にあることがわかります。また、基金が5年前と比べ約1億7千万円増加し、地方債残高は28億9千万円減少していることがわかります。
経常収支比率とは、地方税などの経常的(定期的)な収入に、人件費や公債費などの経常的な支出が占める割合で、財政の弾力性を示すものです。この比率が低いほど自由に使えるお金が多いということですが、75%を超えると財政の弾力性を失いつつあるとされています。

町民1人当たりの支出額と町税額

次に、平成25年3月31日現在の住民基本台帳人口(3万1,621人)をもとに、町民1人当たりに換算してみると、町民1人当たり町税額は9万7,115円、支出額は32万5,890円です。
歳入9万7,115円の内訳は「町民税」がトップで4万8,801円、以下「固定資産税」「町たばこ税」「軽自動車税」となっています。
次に歳出を目的別に見てみると、町民1人当たりに使われたお金は、総額で32万5,890円となりました。最も多いのが「民生費」で8万1,668円、次いで「公債費」が6万364円、「総務費」が4万7,186円でした。
町民1人当たりの町税額と支出額を比較すると、1人当たり22万8,775円の差があります。この不足額の大部分が「地方交付税」や「国・県からの支出金」「使用料」「手数料」などでまかなわれたことになります。

「平成24年度 決算の詳細」へ戻る

2.決算の特徴

平成24年度の決算の特長は、減災防災事業や施設の改修事業などのハード面の充実に努めたことです。
歳入では、町民税の増収により町税が増えています。地方交付税も増えていますが、国からの交付金は、ほぼ横ばいとなりました。また、防災行政デジタル無線の整備に伴う町債(約3億2千万円)の発行で、町債が大幅に増えています。財産収入は、本町が加入していた一部事務組合の解散に伴う積立金(約5億6千6百万円)の返還が生じたことにより、約1,000%の伸びとなりました。なお、この返還金は基金に積み立てています。
歳出は、返還金をもとにした基金の積み立てにより、総務費が増えています。また、難聴地域の解消を図るため、防災行政デジタル無線の整備を実施したことにより、消防費も大幅に伸びました。教育費も社会体育館の改修やクリエイト篠栗のホール音響設備の改修により増えています。また、公債費は、次年度以降の負担を軽減するため、繰上償還を実施し、大幅に増えました。
なお、一部の共通経費について、一括発注するなどの効率化を図り、経常経費の削減に努めました。

一般会計の歳入と歳出

「平成24年度 決算の詳細」へ戻る

3.歳出の主な事業と内訳

歳出の主な事業と内訳については、次のPDFファイルをご覧ください。

平成24年度 歳出の主な事業と内訳(PDF形式:530KB)

「平成24年度 決算の詳細」へ戻る

4.特別会計・企業会計

特別会計は、特定事業の歳入・歳出を一般の歳入・歳出と区別して個別に処理する会計で、篠栗町には、下表のとおり特別会計が3会計、企業会計が1会計あります。国民健康保険特別会計については、前年度と比べて赤字額が3,141万7千円増加し、いまだ厳しい財政状況が続いています。
今後の対策としては、徴収吏員の技術向上を図り、納税者への啓発を徹底するなど収納率の向上を目指します。また、レセプト点検を強化して医療費の適正化に努め、特定健診の受診率向上を図り、重病化を予防することで医療費を削減し、健全かつ効率的な運営に努力していきます。


平成24年度 特別会計
区分 歳入 歳出 差引
国民健康保険特別会計 2,935,168千円 3,014,237千円 △79,069千円
後期高齢者医療特別会計 318,269千円 316,293千円 1,976千円
下水道事業特別会計 993,038千円 975,394千円 17,644千円
4,246,475千円 4,305,924千円 △59,449千円

平成24年度 企業会計
区分 歳入 歳出 差引
水道事業会計(収益的収入および支出) 466,700千円 461,124千円 5,576千円
(資本的収入および支出) 0円 143,388千円 △143,388千円

「平成24年度 決算の詳細」へ戻る

5.財政健全化判断比率

健全化判断比率

平成24年度の町の健全化判断比率は、いずれも健全段階です

健全化判断比率は、市町村など地方公共団体の財政状況などを表す指標であり、実質赤字比率・連結実質赤字比率・実質公債費比率・将来負担比率の4指標のことをいいます。
健全化判断比率のいずれかが早期健全化段階(イエローカード)・再生段階(レッドカード)になると、財政健全化の措置が義務付けられます。

健全化判断比率の状況
年度 実質赤字比率 連結実質赤字比率 実質公債費比率 将来負担比率
24 ― (14.29%) ― (14.29%) 7.5 (25.0%) ― (350.0%)
23 ― (14.28%) ― (19.28%) 7.6 (25.0%) 30.0 (350.0%)

資金不足比率

いずれの事業も黒字決算で資金不足がないため、健全段階です

資金不足は、水道事業などの公営企業の赤字が、その事業の年間収益のどのくらいの割合になるかを表す指標で、町の財政における健全化判断比率のように、この指標が基準に達した事業は、経営の改善が義務付けられます。

平成24年度 資金不足比率の状況
区分 平成24年度 平成23年度
資金不足比率
経営健全化基準 20.0% 20.0%

「平成24年度 決算の詳細」へ戻る

6.財務に関する4つの表(財務4表)

篠栗町では、「現金主義、単式簿記(注1)」に基づく地方自治体の決算に加え、平成20年度から「発生主義、複式簿記(注2)」の考え方に基づき作成した財務諸表を公表しています。住民の皆さんに、町の財務情報を多角的に提供することで、財政状況の透明性を高め、今後の健全な財政運営のための情報を知ってもらうことを目的としています。
(注1・2)合計額は、各項目での端数処理の関係で一致しません。

平成24年度 単体会計の財務4表 (PDF形式:1.9MB)

財務4表を用いた財務分析

財務4表には、町の財政に関する多くの情報が表示されており、財務4表に表示した情報を組み合わせることで、さまざまな情報を得ることができます。

人的サービスや給付サービスなどの経常的な費用である行政コストは、社会保障関係費などに重点を置いた施策を反映し増加しました。
建物や道路などの資産形成につながる金融、非金融資産、負債、純資産はいずれも縮小しています。これは、下水道施設をはじめとするインフラ資産や事業用資産の形成がひと段落しており、維持補修に重点を置いた施策に努めた結果です。
以上のことから、ハード事業からソフト事業に重点を移している様子がうかがえます。

平成24年度 財務4表を用いた財務分析 (PDF形式:105KB)

「平成24年度 決算の詳細」へ戻る

このページに関するお問い合わせ

篠栗町役場 財政課
〒811-2492 福岡県糟屋郡篠栗町大字篠栗4855番地5
電話:092-947-1111



アドビリーダー提供している様式はPDF形式で作成されています。
PDF形式のファイルを開くにはAdobe社が無償配布しているAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方はダウンロードしてご利用ください。
Adobe Readerのダウンロードはこちら(外部リンク)