平成29年 第4回定例会開会挨拶(諸情勢報告)

 本日、平成29年第4回の定例会を招集いたしましたところ、公私共ご多忙の中、ご出席賜り誠にありがとうございました。
木々の紅葉を楽しんだ短い秋も終わり、師走になると一気に冬らしい日が続いております。5日には篠栗の山々もうっすらと雪景色となりました。今週末は1月並みの寒波襲来予報でございます。急に寒くなるとご体調を崩される方が多くなります。お互い気を付けて多忙なこの月を乗り切りたいものです。

 提案理由をご説明する前に少しお時間をいただきまして、第3回定例会以降の諸情勢についてご報告申し上げます。

 7月5、6日の九州北部豪雨から5ヵ月がたちました。新聞報道をみてもまだまだ復旧への道は遠いようでございます。福岡県町村会では、災害時における各種初期対応に関する短期派遣が実施され、10月末をもって終了いたしました。県内各町村から朝倉市248人、東峰村256人延べ504人の派遣を行い、朝倉市長、東峰村長から大変感謝されたことをご報告いたします。この短期支援については篠栗町からも10人派遣いたしました。
そうしたなか、福岡県町村会の仲間である東峰村から、10月以降、公共土木や農業土木の災害復旧に係る工事庶務に当たるため、一般事務職の中長期派遣の要請があり、既に延べ9人の職員が派遣されております。糟屋郡では4町が派遣しており、篠栗町は今月1日から1か月間の予定で1名派遣中でございます。
 災害はいつ発生するかわかりません。福岡県町村会では、明日は我が身の思いで、被災地支援にはどの町村もできる範囲でしっかり対応しようという共通認識をもって取り組んでいるところでございます。なお、東峰村では、来年3月まで、延べ18人の派遣希望が出ております。その後は、引き続き要請があるようであれば、逐次各地区町村会において協議することとしております。

 11月27日に熊本市で「平成29年度国有林野所在地市町村長有志協議会」が開催されました。私は県内26市町村で構成する有志協議会福岡ブロックの代表世話人を務めておりますので、この会に参加いたしました。この会議は、九州森林管理局長はじめ林野庁関係者と九州各県の国有林野所在地市町村の代表世話人との情報交換会で、最新の林業行政全般について協議する会でございます。本年度の会議のなかで、特に目新しいものとして、「新たな森林管理システム(案)について」林野庁からご報告がありました。伐期適齢期を迎えた我が国の人工林(約半数が11齢級以上:51年以上の木)の主伐を推進するため具体的な取り組みをしようというものでございます。我が国の森林所有形態は多くが零細であり、経営意欲が低いため人工林が放置されている現況を打開するため、意欲と能力のある林業経営者に森林経営を委託するシステムを構築し推進するという案でございます。
 これは森林資源の適正な管理と災害防止のため是非とも実現させていかなければならない取り組みであろうと考えます。幸い篠栗町には、福岡県広域森林組合の本店があります。福岡県林業振興課と連携して路網整備をしっかりと行い、伐期適齢期の材を搬出して、里山再生を推進してまいりたいと考えます。

 11月29日に全国町村長大会が開催されました。今年7月に全国町村会会長に就任された荒木泰臣熊本県嘉島町長はじめ全国927(平成29年4月1日現在)の町村長が一堂に会し、全国町村の総意としての国への要望を集約する重要な大会であります。
決議文には、「町村の多くは農山漁村地域にあり、文化・伝統の継承はもとより、食料の供給、水源涵養、自然環境の保全等、国民生活にとって極めて大きな役割を果たしてきた。このように、国民共有のかけがえのない財産であり、日本人の心のふるさとである農山漁村を次世代に引き継いでいくことが我々の責務である。」と前段に記したうえで「一億総活躍社会の実現に向け、地方創生の更なる推進を図ること」「まち・ひと・しごと創生事業費を拡充するとともに、地方交付税等の一般財源総額を確保すること」など、11の項目の要望書を満場一致で採択しました。併せて「全国森林環境税の実現に関する特別決議」も採択され、同日、全国町村会役員町村長において力強く関係各省に要望活動をしていただきました。
 さて、すでに広報ささぐり12月号においても紹介しておりますが、篠栗町表彰条例に基づき、阿髙副議長が自治功労者として表彰されました。自治功労者は、長年にわたり町の政治、経済、教育、文化などで町政振興に寄与された人に授与されるもので、昭和55年の条例制定後58人目の自治功労者となられました。町議会議員として18年6か月の長きにわたる功労によるものでございます。誠におめでとうございます。
 また、大楠議員におかれましては、4期12年間篠栗町農業委員としての職務を全うされた功績により福岡県農業会議から農業委員長期在職者感謝状が授与されました。大変ご苦労様でした。
 こうして多くの議員の皆さまが各方面で長年ご活躍され、表彰をお受けになることは私ども町民にとりましても誇りであり敬意を表するものでございます。今後ともさらにご活躍されますことをお祈り申し上げます。

 すでに、平成30年度予算の事務査定作業に入っているところでございますが、今後は、現在取り組み中の篠栗駅東側自由通路建設事業、篠栗北地区産業団地開発事業はじめ、住居表示整備事業等様々な取り組みをさらに加速いたします。また、国民健康保険制度の抜本的な改正にともなう同税の見直しなども必要となります。こうした取り組みは議会のご協力なしには前に進みません。今後とも議員の皆さまのご指導とご助言をよろしくお願いいたします。
 先ほど申しました全国町村長大会の席上、ご来賓の櫻井正人国町村議会会長(宮城県利府町議会議長)は、ご挨拶のなかで、「行政と議会は車の両輪であるとこれまで言われてきたが、これからの町村経営は行政・議会・住民・産業界の四輪駆動で進まなければならない」とお話になりました。まさに至言であります。私もこの言葉をしっかりと胸に刻んで、議員の皆様、住民、地域産業界とともに、篠栗町の持続可能な発展のために尽くしてまいりたいと考えます。何とぞよろしくお願いいたします。
以上、第3回定例会以降の諸情勢をご報告いたしました。

 なお、先月17日に中国領事館から、12月15日開催の「中国四川第三回森林康養年次会議」での講演依頼があり、全国森林セラピー基地ネットワーク会長としてどうしても出席して欲しいと要請がありました。その要請を受けて、会期日程の変更をご相談申し上げたところ、議会におかれましてはご理解をいただき、採決日を18日としていただきましたことに対し、お礼と感謝申し上げます。中国四川省(涼山州)西昌市におきましては、日本の森林セラピー基地と篠栗町の素晴らしさをしっかりと伝えてきます。どうもありがとうございました。

(平成29年12月7日)