平成28年 第3回定例会(諸情勢報告)

本日、平成28年第3回の定例会を招集いたしましたところ、公私共ご多忙の中、ご出席賜り誠にありがとうございました。
8月までは35度以上の猛暑日の連続で、大変厳しい夏でございましたが、9月に入ると一変してしのぎやすくなりました。その間、台風9号、10号が東北、北海道地方を襲いました。被害にあわれた皆様にお見舞い申しあげます。
福岡直撃かと心配しました台風12号は、福岡県の西側を北上しましたが、勢力も弱まり大きな被害も出なかったことは幸いでございました。今年は、これまで篠栗町への大雨洪水警報が3回発表されましたが、大きな被害はございませんでした。9月、10月は台風シーズンです。今後とも注意・警戒を怠らないよう努めてまいります。

議案の説明に入ります前に6月議会以降の諸情勢報告をいたします。

去る7月27日、28日の二日間、安倍総理大臣をお迎えして、福岡県経済同友会、九州経済フォーラム等の主催、多くの団体の共催、福岡県町村会、福岡県市長会が支援して開催された「第1回一億総活躍・地方創生全国大会in九州~震災を克(こ)えて~」は大変意義ある会議でした。
記念講演で安倍総理大臣は、
○地方こそが、これからの「成長の主役」である。 
○安倍内閣の下で、農林水産物の輸出を1兆円に拡大していきたい。
○TPPの早期発効を目指し、さらには、EUとのEPAなど経済連携を積極的に進め、自由で、公正な経済圏を世界に広げていくことで、そのチャンスをもっと拡大していきたいと考えている。
○観光についても、インバウンドの拡大のためにあらゆる努力を惜しまない。         
○私が言いたかったことは、さらなる経済成長を生み出すためには「投資」が必要なのだということである。
と「投資なくして経済成長なし」の考えを力強く宣言されました。
アベノミクスの新三本の矢の第一である「希望を生み出す強い経済」を実現し、民需主導の経済の好循環の上で、子育て支援(新・第二の矢)・社会保障の基盤強化(新・第三の矢)が望まれるところです。
安倍総理大臣のそうした考え方は、地方創生から一億総活躍社会の実現にシフトしているような気がしますが、私たち基礎自治体は、2015年から5年間の地方創生:まち・ひと・しごと創生総合戦略の実行あるのみだと私は考えます。「篠栗町まち・ひと・しごと創生総合戦略」前進に向けて精一杯努力してまいります。

去る8月31日に監査委員による定期監査報告を受けました。その結果、報告の結びの中で、予算は概ねその目的に沿って執行され、所期の成果を収めているものの、経常収支比率をはじめ諸指標は厳しい比率である。将来の自主財源の創出を目指して「篠栗北地区産業団地開発計画」を進めているが、遺漏のないよう取り組まれたい。また、人件費のムダを省く努力を更に進めるために衆知を集めて多面的に検討されることを提案する。等のご意見をいただきました。
さらに、昨年度以降発生した事務ミスやトラブルを踏まえて、職務規律を守るための内部統制の確立を望むと結ばれました。無駄を省いた効率的な業務の執行と事務レベルの向上は、町民の皆様に安心と安全を提供する私たちの重要な役目であると考えます。今後とも、さらなる適正事務の遂行に努めてまいります。
最後になりますが、本定例会は、私にとりまして任期最後の議会であります。この4年間の任期中、職員に対しては、事業の優先順位を間違わないように、かつ予算の効率的な執行を心がけるよう指導してまいりました。しかしながら、私が最も重要視しております2つの指標、財政力指数は0.52(平成27年度=地区内最下位)、経常収支比率は94.3%(平成27年度=地区内7位)と下位で推移しております。現状の歳入の下での住民福祉の充実を重視した歳出バランスでは精一杯といわざるを得ません。
それを打開するための平成26年度末に改定した都市計画マスタープランと、それに基づく「篠栗町まち・ひと・しごと創生総合戦略」の実現で、必ずや両数値とも改善していくものと信じております。今後とも議会の皆様に置かれましてはご指導ご意見を賜りますよう何卒よろしくお願いいたします。

(平成28年9月6日)