平成28年 成人式式辞

成人式式辞

本日ここに成人式を迎えられた皆さん。誠におめでとうございます。
そして、ここまでお子さまを育ててこられたご家族の皆様のお喜びもひとしおであろうと思います。誠におめでとうございます。

新成人という人生の節目を迎えられた皆さんには、それぞれいろいろな思いがあるのではないでしょうか。
私にも思い出がありますが、二十歳になったときや、成人式を迎えるときには、家族や親戚から何度となく、「今日から貴方も大人だから」などと言われました。そんな周りの声を聞き流していたのですが、それでも自分の心のなかには、新成人であることの重みを少なからず感じていたような気がします。皆さんもきっと今そのような感じではないかと思います。

皆さんが生まれ育った篠栗町は、今や人口3万1千人を超え、福岡市のベッドタウンとして大きく発展しています。その一方で三方を山々に囲まれた自然豊かな町です。今の篠栗町があるのも長い歴史の中で育まれた、篠栗町ならではの文化が息づいているからにほかなりません。篠栗町を守り育ててこられた多くの先達に心から感謝の思いでいっぱいです。

さて、私は本日の式辞の副題に「夢は見るものではなく、かなえるもの」という言葉を書きました。この言葉は、昨年の女子サッカー皇后杯を最後に引退した澤穂希選手の言葉です。彼女はその思いを胸に15歳から20年以上も日本代表で活躍された世界に誇る名選手です。そして何よりすごいことは、彼女はこの言葉とあわせて「サッカーをとおして、とにかく最後まで諦めないこととハードワークすることを学んだ。それがここぞというときに強い気持ちを持って、行動に移すことに生きている」と言っていることです。不断の努力があってこそ、結果が出るのですね。皆さんも「夢は見るものではなく、かなえるもの」を心にしっかりと留めて、そして不断の努力を忘れずにこれからの人生を歩んでください。

ところで、皆さんは、「地方創生」という言葉をご存知でしょうか? これからは地方の時代、国民を支える全国の市町村が「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を立て、実践することで、2060年の日本の人口が1億人を切らないようにしようという取り組みです。篠栗町も「篠栗町 まち・ひと・しごと創生総合戦略」を立て、これからの約4年間で実践に移すのみとなっています。その戦略を支えるのが将来を担う皆さんであります。日本を地域から元気にする、篠栗町から元気にする気概で、今後とも力強く生き抜いて、地域貢献に尽力していただきたい。私はそう願っております。そして日本の人口1億人を切らないためには皆さんが、そして皆さん方の子どもたちが、結婚し、家族を増やしていくことが重要です。自らの楽しみのためだけに生きるのではなく、日本人として誇りを持って子孫を増やし、わが国の繁栄のために貢献していただきたいと願います。

結びに、皆さんの将来が幸多からんことを心から祈念いたしまして、お祝いの言葉といたします。
本日は誠におめでとうございます。

(平成28年1月10日)