平成27年 第2回定例会閉会挨拶


平成27年第2回定例会の閉会にあたりましてご挨拶申し上げます。
長期間にわたるご審議、誠にありがとうございました。

専決処分の承認1件、篠栗町立栗の子保育園運営法人選考委員会条例の制定についての条例案1件、平成27年度一般会計補正予算第1号はじめ各会計の補正予算5件の、上程いたしました7議案すべてにつきまして可決いただきましたことに感謝いたします。

今定例会は、議案数は少ないものでしたが、篠栗町の将来のあるべき姿に向けて踏み出すための重要なご承認をいただきました。

一つは、篠栗町立栗の子保育園民営化に向けていよいよ動き出すための条例の制定であり、もう一つは、将来の自主財源確保をめざし、企業誘致を前提とした九州大学演習林の一部購入のための予算であります。
おかげさまで篠栗町の「地方創生」の第一歩を踏み出すことが可能となりました。議員各位の賢明なご判断に重ねてお礼申し上げます。議会終了後、議員の皆さまと、「地方創生」に関する勉強会をいたします。

思い起こせば、昨年の第2回定例会閉会挨拶で、当時話題となっていました、日本創生会議が発信した、いわゆる「地方消滅」論をご紹介いたしました。篠栗町ホームページ「町長室から」のバックナンバーでご覧いただくことができますので、もう一度ご確認ください。その特徴的な部分を再度ご紹介いたしますと、
「地方からの人口流出がこのまま続くと、人口の「再生産力」を示す「若年女性(20~39歳)」が2040年までに50%以上減少する市町村が896(全体の49.8%)にのぼると推測される。これらの市町村は、いくら出生率が上がっても将来的には消滅するおそれが高い。一方で、大都市、特に東京圏は東京近郊を中心に高齢化が一挙に進むことが予想されている。」というものでありました。

この発信が大きなきっかけとなって、国の「地方創生」戦略がスタートし、このままでは、8,000万人まで落ち込むといわれている、2060年の日本の人口を何とか1億人に止めたいという目標が設定されました。その目標達成のために、平成27年度に全国市町村において具体的な「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を立てて、「その自治体における2060年人口予想を、KPI(Key Performance Indicator:政策ごとの達成すべき成果目標)を用いて詳細に分析したうえで作り上げなさい。そして、平成27年度から5年間かけて、その計画を実践し、PDCA(Plan Do Check Action )サイクルに基づいて修正を加えながら達成に向けて努力しなさい。そのための財源を国は精一杯用意します」と、詳細なマニュアルを用意し細かい指示を出しつつ、市町村の首長に対しましては、「あなた方が、自分で考えて取り組みなさい、積極的に取り組んでいる市町村には積極的に支援いたしますが、そうでないところには相応の国の支援しかいたしません」というものであることは度々ご紹介いたしました。
国は、平成27年度中に市町村が設定するそれぞれの自治体の2060年人口ビジョンの総計が1億人を上回ることができれば、よし、具体的な戦略の実行だと、引き続き尻を叩く戦略でしょう。まさに、全国の市町村を競わせて、2060年1億人の目標達成を目指す足がかりをこの5年間で築くというビジョンに基づいているようであります。

今後は、そうした国の思惑を深慮しつつ、平成25年度からスタートしました、わが町の総合計画、「ささぐりみんなの道標(まちしるべ)」をベースに、改定篠栗町都市計画マスタープランに盛り込んでおりますさまざまな計画を着実に具体化することによって、篠栗町の地方創生を成し遂げたいと考えております。何とぞよろしくお願いいたします。

本日、議員発議により決定されました「『篠栗町自然環境・新エネルギー対策特別委員会』の設置に関する決議」は、将来の篠栗町にとりまして大変重要な指針となる決議であると理解しております。町行政といたしましても、「篠栗町バイオマス産業都市構想」認定を受けることを視野に入れて今後準備を進めてまいりますのでよろしくお願いいたします。

先ほど、5期にわたり議会議員として、地方自治の振興に寄与された功績により表彰をお受けになりました荒牧議員におかれましては、誠におめでとうございます。今後とも、議会の重鎮として篠栗町と篠栗町議会の発展にご尽力賜りますようよろしくお願いいたします。また、ご勇退されました今泉前議長様におかれましても3期12年間の議長としての功労による表彰に対しましてお祝い申し上げます。

最後に、議員各位におかれましては、多くの人が行き交う自然豊かな福岡都市圏の代表的な町 篠栗町 のさらなる発展のために、また「篠栗町まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定と実践に向けて、自治の両輪としてのさらなるご協力を賜りますようお願い申し上げて、平成27年第2回定例会の閉会の挨拶といたします。
長期間どうもありがとうございました。

 


(平成27年6月11日)