平成27年 第2回定例会挨拶(諸情勢報告)


本日、平成27年第2回の定例会を招集いたしましたところ、公私共にご多忙の中、ご出席賜り、誠にありがとうございました。
北部九州も6月2日に梅雨入りし、季節は春から夏へと移ります。田植えが山間部から順に進み、町のいたるところで見ることのできるアジサイも、ひと雨ごとに生き生きと大きく花開く気配であります。こうした毎年の季節の変わり目の風景に、私たちは抗うことのできない自然のなりわいの大きな力を感じます。

平成21年7月の豪雨災害から6年が経過しました。一の滝地区の災害復旧工事も来年度まででほぼ完了する見込みです。今年も広報ささぐり7月号で、災害から身を守るための防災特集を組むことにしております。災害はいつ起きるかわからない。これからも災害の怖さを風化させることのないよう備えを万全にしなければなりません。山村武彦先生に教えていただいた、災害時における「自助・近助・共助・公助」の連携の必要性を伝え続け、自主防災組織の取り組みの中でさらなる地域の連帯が進むよう取り組んでまいります。
職員は、本日午後、災害発生時における対応手順を確認するための災害対策本部設置運営訓練を行うこととしております。

さて、議案の説明に入ります前に、3月定例会以降の諸情勢報告をいたします。

5月30日に第66回福岡県植樹祭が筑前町で開催されましたが、その会場において、第1回福岡県木造・木質化建築賞表彰式があり、知事から直接、優秀賞の表彰を受けました。

教室の木質化を通じて教育環境の向上を図るとともに、篠栗町の森林で育まれた原木を用いて製材した地域産材を有効利用することで、「持続的な森林づくり」「大工仕事の継承」も包括的に考慮した、篠栗町独自の学校木質化事業が高く評価されたものであります。これもひとえに議会の皆さまの深いご理解の賜物であると感謝申し上げるとともに、今年度も含め、あと8年間にわたる継続事業を完成させるため、引き続きご理解とご協力をお願い申し上げます。

去る6月2日の福岡県町村会理事会において、福岡県町村会理事の職を拝命いたしました。同日の臨時総会において、永原大任町長が福岡県町村会長に就任されました。32町村が互いに協力しあって「地方創生」に基づく地方自治体の自立実現に向けて努力していこうと力強い決意を述べられたことをご報告いたします。私も微力ではございますが、理事として福岡県町村会のさらなる発展のために精一杯務める所存でございます。

全国各地で統一地方選挙によって行政、議会が新体制となるなかで、ガバナンス5月号に「新体制と自治体のガバナンス」という特集が組まれておりました。そのなかで「首長の姿勢として、議会の向こうの住民を見ることこそ重要である。議案はあくまでも議案であり、議会において改変され、住民の意向を踏まえて修正が加えられることは何よりも重要であり、議会において議員発議により条例の制定などに取り組まれることもまた、我が国地方自治制度が想定している議会本来の姿であるはずだ」という記事がございました。まさにそのとおりであると考えます。

5月25日開催の「平成27年度まちづくり住民説明会」において私は、今後はこれまで以上に町民の皆さまとの対話を重視して行政運営に当たりたいと申し上げました。

全国で初めて議会基本条例を制定された北海道栗山町議会の橋場利勝元議長も、「住民に信頼される議会とは?」というインタビューに答えて「住民参加をしっかり議会でも取り入れていくことだ。住民と意見を交換し、いい提案や意見は議会の中に生かしていく。住民との対話を積極的に進めていかなければ『住民に信頼される議会』にはならない。私は議長の時に、『議会が変われば町が変わる』と言った。議会基本条例のとおり、きちんと議会運営ができれば、町も確実に変わっていくと思っている」と述べられています。(ガバナンス6月号)

私は就任以来、努めて町民の皆さまに説明責任を果たしてきたと自負しておりますが、今後はもう一歩前進して、住民の皆さまとの対話を重ね、町民の皆さまの多くの視点を咀嚼(そしゃく)しつつ、篠栗町の自治の発展に向けて邁進してまいる所存でございます。議会におかれましても、町民の皆さまとの対話を重視され、さらに開かれた篠栗町議会を目指していただきたいと願っております。共に篠栗町民のため頑張ってまいりましょう。

(平成27年6月4日)