平成27年 成人式式辞

平成27年篠栗町成人式での町長式辞

本日ここに成人式を迎えられた皆さま、誠におめでとうございます。
そして、ここまでお子さまを育ててこられた保護者の皆さまのお喜びもひとしおであろうと思います。誠におめでとうございます。
 
新成人という人生の節目を迎えられた皆さまには、それぞれいろいろな思いがあるのではないでしょうか。
私にも思い出がありますが、二十歳になったときや、成人式を迎えるときには、家族や親戚から何度となく「今日からあなたも大人だから」とか、「いつまでもボーッとしとったらいかんよ」などと言われました。
そんな周りの声を聞き流していたのですが、それでも自分の心の中には、新成人であることの重みを少なからず感じていたような気がします。皆さまもきっと今そのような感じではないかと思います。

皆さまが生まれ育った篠栗町は、今や人口3万1千人を超え、福岡市のベッドタウンとして大きく発展しています。その一方で、三方を山々に囲まれた自然豊かな町です。
今年は、旧篠栗町と勢門村が昭和30年に合併してから60年の節目の年です。今の篠栗町があるのも、長い歴史の中で育まれた篠栗町ならではの文化が息づいているからにほかなりません。篠栗町を守り育ててこられた多くの先達に、心から感謝の思いで一杯です。

年末の新聞に大きく書かれた「まち・ひと・しごと創生総合戦略」という言葉をご存知でしょうか。「人口減少社会における日本の創生は地方にあり」と、全国の市町村に投げられた国の新しい政策です。篠栗町も、「篠栗町版 まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定を急いでいます。
それに盛り込む長期ビジョンは、30年後の篠栗町。成人式を迎えられた皆さまが、働き盛りの50歳になるころの篠栗町をどうイメージするか、私や職員だけでなく広く住民の皆さまとこのビジョンを作る予定です。新成人の皆さまにも、ぜひご意見をいただきたい。そして、その長期ビジョンを形にするための総合戦略が「篠栗町版 まち・ひと・しごと創生総合戦略」であります。日本を地域から元気にする、篠栗町から元気にする気概で、篠栗町に住むみんなが支えあって頑張っていきたい、私はそう願っております。

最後に、私が本日の式辞に書いた「至誠」という言葉についてお話します。先週から始まったNHKの大河ドラマ「花燃ゆ」の中で、吉田寅二郎(後の吉田松陰)が主人公の文に言う言葉です。

至誠而不動者未之有也[至誠にして動かざる者未だ之有らざるなり(孟子)]

「真心を持ってことに当たれば必ず道は開ける。人間にとって一番大事なものは真心だ」
私も大変好きな言葉です。今年は新成人の皆さまにこの「至誠」という言葉を贈り、これからの皆さまの将来が幸多からんことを祈念いたしまして、お祝いの言葉といたします。
本日は誠におめでとうございます。

(平成27年1月11日)