平成27年 新年のごあいさつ

篠栗町「地方創生」元年にむけて(広報ささぐり平成27年1月号掲載)

篠栗町長 三浦 正

あけましておめでとうございます。謹んで新年のお慶びを申し上げます。皆様には、平成27年の新春をいかがお過ごしでしょうか。
去る12月14日に投開票された、第47回衆議院議員総選挙で、与党が定数の3分の2(317議席)を上回る325議席を獲得しました。最大の争点となった安倍政権の経済政策「アベノミクス」などの信任が得られたとして、12月24日に第三次安倍内閣が発足しました。
今度の安倍内閣のもう一つの大きな政策の柱は「地方創生」であります。今後日本は、待ったなしの高齢化社会に突入いたします。日本で一番元気がいいといわれている福岡都市圏、それを支えているわが糟屋郡においても同様です。これから生まれてくるこどもたちに大きな負担となることのないよう、我々自身がわが町の、わが地域の、そしてわが国の方向性をしっかり示して行動しておかないと、流れに任せた行政運営では取り返しのつかない事態に陥らないとも限りません。
11月21日の衆議院解散直前に「地方創生」の柱となる「まち・ひと・しごと創生法案」が成立し、年明けからさまざまな動きがスタートいたします。
篠栗町でも早速、「まち・ひと・しごと創生法案」第10条に掲げてある「市町村まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定に向けて検討に入りました。国は「創意工夫を凝らして成果をあげている自治体や、困難な状況を打開しようと努力している現場」に手を差し伸べようとしており、全国の町村に等しく支援する訳ではありません。そのためにも今後は、地域の町村に先駆けて「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定をはじめ、「バイオマス産業都市構想」の可能性などさまざまな分野で歩みを進めていかなければならないと考えます。
地方創生担当の石破大臣からは、「今までも列島改造、田園都市構想、ふるさと創生とさまざまな取り組みがあった。今度の地方創生は、もう後がないという危機感とそれに対し国と地方が一体となって取り組もうという連帯感。以上の点で今までの取り組みとは違うものだと思っている。政府はできることは最大限のことをさせていただく。どうか共にこの国を、山を、川を、そして海を、次の時代に残すために、手を携えて取り組んでいただくよう心からお願いする」と先の全国町村長大会で話されました。私たち町村長の背中を力強くおしていただいたこのお話に、私は武者震いし、気持ちも新たに、篠栗町の「地方創生」元年を感じ取ることができました。これからも「自分たちの町のことは自分たちの手で」という自治の原点にしっかりと軸足を置き、「篠栗町の個性の創造」を目指して、篠栗町の「地方創生」元年の平成27年を職員一丸となって粉骨砕身努力してまいることをお約束いたします。
末尾になりましたが、平成27年が皆様にとって素晴らしい年となりますよう祈念申し上げ、新年のあいさつといたします。

平成27年1月5日御用始め式でのあいさつ

皆さん、あけましておめでとうございます。
新たな年、2015年が始まりました。戦後70年、昭和30年(1955年)に篠栗町と勢門村が合併した、現在の篠栗町の誕生から60年の、まさに節目の年であります。そうしたことを思うとき、今年はこれまでにない気持ちが高ぶりを覚え、新年を迎えました。
皆さんはどのような気持ちで新年を迎えたでしょうか。

年末の12月27日の臨時閣議で、第三次安倍政権の最大の課題ともいうべき、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」5か年計画が打ち出されました。地方から日本を創生する「長期ビジョン」「総合戦略」の閣議決定であります。その骨子は、「地方への多様な支援と『切れ目』のない施策の展開」であり、それに向けての「総合戦略」の全体像が示されています。後ほど、課長会議において詳細を報告いたします。
年末に西日本新聞東京支社のデスクとメールでやり取りしましたが、「これからは、地方自治体が『総合戦略』の何たるかを理解し、いち早く地方公共団体の総合戦略を策定しうるか、これにかかっている。すでにスタートの号砲は鳴っている」との話でした。わが町でも、篠栗町総合戦略策定に向けて検討会を立ち上げましたが、全国1,741の市区町村に遅れを取らないよう、スピード感を持って策定に向けて歩を進めしましょう。併せて、一部の課に指示して、篠栗町の個性を生かすためにバイオマス産業都市構想の策定に向けての準備に入ったことを皆さんにお伝えします。
広報ささぐり1月号にも書きましたが、篠栗町「地方創生」元年を迎えて、篠栗町の個性の創造と持続可能なまちづくりのために私は先頭にたって頑張ってまいりますので、職員の皆さんにおかれても今年1年、篠栗町のさらなる飛躍のために精一杯奮闘していただきますようよろしくお願いいたします。

さて、昨日、新しく始まったNHK大河ドラマ「花燃ゆ」を観ておりました。そのなかで、吉田寅二郎(後の吉田松陰)が「己を磨くために人は学ぶ」と自分に言い聞かせるように語っていました。まさにそのとおり。己を磨くことによって後々、人の役に立てる。そのために学ぶ。そういう思いで、皆さん自己研鑽に努め、過去の仕事の踏襲からの脱却して、さらなる発展を目指しましょう。
また、ドラマのなかで、「至誠而不動者未之有也」と孟子の言葉を引用して、寅二郎が妹・文に語りかけます。まさに「至誠」すなわち真心こそ、我々の仕事で最も大切にしなければならないものであることを教えてくれています。

“ 自治とは、自分たちの町のまちづくりは自分たちの手でという自治意識による行動とその結果の積み重ねである ”
一昨年も言いましたが、再度意を強くして皆さんに伝えます。私たちは役場の事務職員ではありません。町の職員であることを常に意識して、篠栗町の自治の発展のために、篠栗町の創生のために、ここにいる全員で今年1年一緒に頑張りましょう。

(平成27年1月5日)