平成26年 新年のごあいさつ


広報ささぐり平成26年1月号掲載のごあいさつ

篠栗町長 三浦 正


「協働」から「共創」へ
 


明けましておめでとうございます。謹んで新年のお慶びを申し上げます。
国民の大きな期待の下にスタートした経済政策「アベノミクス」の効果は、一部の大企業・大都市ではその効果が現れ始めていますが、すべての地域経済が活力を取り戻すには至っていないようです。4月からの消費税引き上げが逆風となって、上昇しかけた景気が後退するようなことのないよう、国においてはさらなる経済政策を望むところであります。
さて、篠栗町をはじめ、全国の町村は、大自然の営みに感謝しながら人々の絆を大切にすることで、お金には換えがたい素晴らしい価値を生み出しているといっても過言ではありません。そうした日本の原風景ともいえる町の姿をこれからも大切に維持・発展させていくことこそ、私たちの大事な役目であります。
篠栗町は、これまで町民の皆さんの力で積み重ねてきた「協働のまちづくり」の成果で、素晴らしい個性を作り出しました。私は、これからは「協働のまちづくり」を一歩進めてさらなる個性の創造を目指した「共創のまちづくり」へと進化させたいと考えます。
私が、役場の職員が、そして広く町民の皆さんが「自分たちの町のまちづくりは自分たちの手で」という自治の思いを行動に移し、実現できた成果をたたえあう町にしていきたいものです。
今年一年どうぞよろしくお願いいたします。


平成26年1月6日御用始め式でのあいさつ

皆さんそれぞれいい新年を迎えたことと思います。
毎年思いますが、年が改まるというのは誠にいいものであります。新たなスタートと感じて、気持ちが引き締まり、自然に新年の自分の目標を決めたくなるものだとも言えるでしょう。私事ではありますが、今年は還暦の年、これまでにない緊張感と新鮮な気分を味わっております。
さて、年頭の辞を考えるにあたって、平成25年度当初から私は職員の皆さんに、そして町民の皆さんに対して何を言い続けてきたか、自分なりに振り返ってみました。昨年10月の課長会で「平成25年度下半期のスタートに当たって」と題して話しました。これは、平成25年度の施政方針、4月1日の職員への訓示、第3回定例会、いわゆる決算議会での諸情勢報告等での思いを再度示したものでした。新年にあたりこの原稿を読み返して、改めてそのとおりと自分自身思い返すものでしたので、もう一度皆さんも読み返していただきたいと思います。

施政方針における自治への思い

「ここ数年の私の『自治への思い』は一貫しており、これまでの『自分たちの町のまちづくりは自分たちの手でという自治意識の行動とその結果の積み重ね』という思いから一歩進めて、『行動主体となる人たちが自ら汗をかくことを喜びに思う、実践の積み重ねとしての未来に続く持続可能なまちづくり』に取り組んでいくことであります。そしてこれからは、もう一歩その思いを先に進めたい」と書きました。
そして、それを実現するための言葉として、御用納め式での話や広報ささぐり1月号にも書いております「共創のまちづくり」へと進化させたいとの思いであります。

総合計画「ささぐり みんなの 道標(まちしるべ)」において

「強い篠栗を創り上げるために、平成25年度から『都市計画マスタープランの改定』『篠栗駅東側自由通路整備』『観光協会の強化』『農業の6次産業化を見据えた耕作放棄地におけるコンニャクの試験栽培』など、近い将来、篠栗町経済の底上げを可能にする諸課題に取り組んでまいります」とその重要性を示し、「篠栗町の10年後20年後を見据え、篠栗町を愛し、篠栗町に住み続ける皆さんのためにしっかりとした『自治』を目指します」と結んだのです。
皆さんのあと4年間の仕事の指針となる「ささぐり みんなの 道標(まちしるべ)」、その重みをしっかり認識して取り組んでいただきたいと思います。ゆめゆめ一度も開かずないがしろにすることなどないように願っています。

第3回定例会の閉会挨拶

「糟屋地区他市町より低い財政力指数を何としても地区内平均値まで底上げしたいとの思いを強くしております。単純計算しても、自主財源を10億円以上継続的に上乗せ、つまりその程度の税収などの増加を見込めるような政策を打っていかないと財政力指数はそこまで改善できません。現在進めております都市計画マスタープランの改定や篠栗町の個性を創造するための各事業の成果の積み重ねの先に結果としてついてくるように、具体的な長期ビジョンを今後お示ししたい」と話し、これから攻めに転ずる姿勢を明確にしたつもりであります。
続けて、「地方分権が一段と進展するこれからの時代、町の個性をいかにして創るかがこれからのまちづくりのキーポイントであるといっても過言ではない」としたうえで、西尾勝先生の「『まちづくりは、市区町村の役所・役場が行うもの』という固定観念を捨てなければならない。住民も職員も誤解しているのであるが、『まちづくりはまちぐるみで行うもの、そうでなければ決して成功しないもの』というように、発想を改めるべきなのである」という言葉を引用しました。
「『自治』とは、そして『まちづくり』とは、と自問を繰り返し、地域の諸課題に対する自治体としての町の対応が間違った方向に踏み外さないように、地域住民の真のニーズを、できるだけ迅速機敏に察知し対応できる自治を目指して進めていく。併せて自治体概念の限界を取り払うべく『まちづくりはまちぐるみで行ってこそ成功する』との信念を持つことの重要さを噛み締めながら、町民の皆さんの心に火をつけ、そして、またそうした思いの町民の皆さんによって町職員の心にも火がつき、その炎が燃え盛っていく、そうした篠栗町にしてまいりたい」と続けました。
皆さんお分かりのことと思いますが、そうした火のついた思いのひとつの行動と結果が、昨年末の「住みたい街総選挙」第1位という結果だったのではないでしょうか。


話は戻りますが、平成25年度のスタートにあたり私は以下のことをお伝えしました。

これから、篠栗町は今まで以上にマスコミに取り上げられ、多くの自治体から注目されるような取り組みを矢継ぎ早に具体化していきます。
教室木質化、太陽光発電の全量買い取り制度の導入、議会における電子化への取り組み、観光協会のさらなる発展など注目を浴びることは必至です。
「九州の、福岡の篠栗町ここにあり」という姿がいよいよあらわになり始めます。そうしたなかで、私が申し上げてきた「自治体概念の限界を取り払うべく「まちづくりはまちぐるみで行ってこそ成功する」との信念を持つことの重要さを噛み締めながら、町民の皆さんの心に火をつけ、そして、またそうした思いの町民の皆さんによって町職員の心にも火がつき、その炎が燃え盛っていく、そうした篠栗町にしてまいりたい。
まずは、あなたたち職員の心に火をともさないと、その炎は広がっていかないと思っています。
まちづくりはまちぐるみで行ってこそ成功する」の前段として、やはり職員の篠栗町に対する熱い思いがあってこそだと思います。
これから見せるのは、ペシャワール会中村哲先生の言葉にもあったように「人間としての心意気」です。残り3か月間、平成25年度に計画した仕事の100%以上の達成に向けて一緒に頑張りましょう。
そして、平成26年度はさらにともに飛躍しましょう。