平成25年 第2回定例会閉会挨拶


平成25年第2回定例会の閉会にあたりましてご挨拶申し上げます。
長期間にわたる討議どうもありがとうございました。
専決処分の承認5件、条例の制定2件、規約の変更1件、補正予算5件の、上程いたしました13議案すべてにつきまして可決いただきましたことに感謝いたします。

いよいよ第5次篠栗町総合計画「ささぐりみんなの道標(まちしるべ)」を5年計画でスタートいたしました。私は、総合計画はその実行の過程こそ大変重要であり、当然毎年、その進捗状況をチェックしながら計画を実行していくべきものと考えております。
第5次総合計画は7つの基本目標を掲げ、そのなかで22の重点施策を実施することとしておりますが、わずか5年という期間のなかでの計画であります。それぞれの目標に向かって毎日を無駄にしないように取り組んでいかなければ全体目標の達成はおぼつきません。行政自らが進捗状況をチェックするにとどまらず、議会に対しましても年度の中間と終わりには、進捗状況を報告するとともに、住民の皆様にも「広報ささぐり」やホームページ上でお知らせしたいと思っております。そうしたなかで、議員の皆様からも各項目の実行にあたっての建設的なご意見をお聞きすることができればありがたいと考えておりますので何とぞよろしくお願いいたします。

さて、昨日、精神科医で、テレビやラジオで「心の持ち方」などについて優しい語り口で人気のある、名越康文先生とゆっくりお話しする機会を得ました。先生には、今年の9月28日に予定しております、森林セラピー基地オープン3周年記念イベントでご講演をいただく予定にしており、その打ち合わせでありました。
先生は弘法大師空海に大変造詣が深く、空海縁(ゆかり)の篠栗の地を大変気に入っていただいておりまして、先生ご自身の勉強会を篠栗で開催されたり、各地の講演の際にも篠栗のことを話していただいたりしております。
先生がおっしゃるには、「弘法大師が確立した日本密教の世界観というのは、単に宗教の枠を超えて、日本の山々と森が持つ大自然、日本人の知性、科学技術、経済活動、その全体を融合する精神的世界観である。そのスピリチュアルスポットとしての篠栗の存在感はあなた方が想像している以上に大きなものと捉えている。21世紀の混迷の時代、人々が心を削りながら生きている現代社会において、この篠栗のような地でしばしの時間を過ごし、心静かに自分を見つめて瞑想にふける、そうしてリフレッシュした気持ちで新たな毎日に向かう。こうした生き方こそがこれからの社会のなかで求められているのではないか」とのお話でした。

霊峰若杉山やお遍路をはじめ、町の三方を取り囲む山々や田畑とともに営まれてきた、永年にわたる篠栗の文化こそ、これから篠栗町がその個性を発揮する原点であり、これから先も大切に育んでいかなければならない財産であることをあらためて認識した次第であります。これからも先生との交流を通じて、さらに篠栗らしさを学び、広げていきたいと考えております。
度々申しあげますが、今は時代の転換点であります。文明の転換点とも言われております。こうした足場のしっかりとしない不安定な時代だからこそ、私は、落ち着いて舵を切りながら、皆様とともにこの21世紀前半を乗り越えていかなければならないと考えます。
自治の本質であります、「自分たちの町のまちづくりは自分たちの手で」の気持ちを片時も忘れることなく、繰り返し説いていきながら、住民の皆様が主体性を持って汗をかき、その行動と結果に自ら喜びを感じる「まちづくり」の実現に向けて努力してまいりたいと考えております。今後とも何とぞよろしくお願いいたします。

以上で平成25年第2回定例会の閉会の挨拶といたします。
長期間どうもありがとうございました。


(平成25年6月14日)