平成24年 第3回定例会閉会挨拶


平成24年第3回定例会の閉会にあたりまして、ご挨拶申し上げます。
長時間にわたる審議どうもありがとうございました。
平成23年度決算の認定や、平成24年度補正予算など、上程いたしました10議案すべてについて可決いただきましたことに感謝いたします。

第3回定例会会期中の9月11日で、「東日本大震災」から1年半経過いたしました。
1年前の第3回定例会閉会挨拶で私は、「震災後6か月ということで、テレビや新聞では、現在の状況、これから被災地の復興に向けての方策、 福島原発事故対応等の特集が相次いで組まれていましたが、とにかく国、県をはじめ民間も一体となった復興への意思表示を強く打ち出した取組みの継続が望まれるところであります。 今後日本全体で痛みを分かち合いながら被災地の復旧・復興、日本の復興を進めていかなければなりません。」と所感を述べました。
あれから1年経って、報道での震災後1年半経過の特集を見るとき、昨年述べた所感から一歩先に進んで、ここまで国は被災地住民のためにやってくれている、だんだん先が見えてきたようだと述べることがまだできないことに、規模の大小はあれ、同じ住民を守る仕事をしている身として、内心忸怩たる思いがいたします。 特にこの半年間の与野党間の政争は見るに絶えないものがあります。
早々に解散総選挙が行われ、日本の将来を真に憂い、本腰で復興に取り掛かる、そして、最近特に揺らいでいる外交問題をしっかり落ち着かせて、アジアの玄関口としての九州・福岡に住む私たちにとっても安心を与えてくれるような政権の誕生を望んでおります。

さて、平成23年度決算の認定を受けました。
一般会計決算の総括をしますと、経常収支比率は、89.0%と90%を切ることができました。 まだまだ目標とする80%台半ばまでの道のりは険しいものがありますが、平成24年度以降も、少ない財源を有効に、そして効率的に配分し、更なる健全財政を目指してまいりたいと考えております。
そうしたなかで一番効果的な策は、人事の効率化であります。 職員が毎年、一歩ずつ能力をアップさせ、他の自治体があっと驚くような能力を身につけることで、仕事の更なる効率化が図られ、時間外労働が減少し、臨時職員の効率的配置等による人件費の削減に結びつくと考えております。

昨年、代表監査委員からご指摘をいただいた、
 人件費のムダを省く
『人件費のムダを省くにはどのような対策が必要か。英知を集めて多面的に検討されることを提案する。 その場合、組織改革や人員配置の他に職員の日々の行動のあり方の中に「5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)」の考え方を取り入れることを提案する。』
との言葉の重みをこれからも職員全体で考え続け、行動に移してまいります。
努力にゴールはないと信じております。 頑張れば頑張った分だけ職員の力となり、篠栗町の力となると信じております。
監査委員からいただいた提言、そして決算審査特別委員会で議員の皆さまからいただいた、今後の改善に向けた様々なご意見、要望を尊重して24年度下半期、そして25年度以降に向けて更に努力してまいりたいと考えております。

さて、決算連合審査のなかでご質問がありましたので、昨年度に、私から「天空会館建設にかかる疑問」についてご報告しておりました件の、現時点での中間報告をいたします。
昨年半ばに町が保管しております書類のなかに「積算数量拾書」と呼ばれる設計金額を算定するための計算書が2種類見つかり、新たな疑問が生まれました。 関係機関や顧問弁護士と意見交換を重ね、平成23年12月に設計会社に、真相解明に協力していただきたい旨の照会書を送付いたしました。
残念ながらその設計会社からは、

  1. 当時の担当者は退社しており詳細はわからない
  2. 当該建設に関わる設計関係書類は、当社での保存期限を経過しており、照会された資料に対する検証はできかねる

との回答でありました。
顧問弁護士との協議の結果、当該設計会社にこれ以上、この「積算数量拾書」に関する解明を求めるのは無理であろうとの判断に至りました。
真実は闇に隠れてしまいましたが、「積算数量拾書」に関する疑問は解けた訳ではありません。 今後、新しい証言や事実が出ましたら引き続き真相究明を行ってまいりたいと考えております。

地方分権がいっそう進むこれからの時代、町の個性をいかにして創るかがこれからのまちづくりのキーポイントであるといっても過言ではありません。 これまで長い期間そうであったように、他の自治体がやっているとおりの護送船団方式の自治体運営が行われ、横並びこそよしとする時代は早晩終焉をむかえます。 これからは如何にして個性を創造するか、そしてそれに向かって考え、行動していくなかに、職員も住民も如何に喜びを感じることができるかが大事なポイントであると考えます。 まさに21世紀型の「新しい公共」であります。
子・孫の時代になって振り返った時に、「あの時代に、多くの汗を流してくれた議員の皆さまが、行政のみんなが、そして自分たちの家族や地域の人たちがいたからこそ、こんなすばらしい今があるのだ。」と思ってくれるような、そういった努力をここにいる私たちが全員でしていかなければならないと考えております。
議員各位におかれましては、今後ともご指導賜りますとともに、篠栗町の更なる発展のためにともに汗をかく本柱としてご尽力いただきますようよろしくお願いいたします。

これをもちまして、平成24年議会第3回定例会の閉会のご挨拶とさせていただきます。
皆さま、長期間のご審議ありがとうございました。そして4年間どうもありがとうございました。


(平成24年9月21日)