善無畏三蔵とグーズ岩


善無畏三蔵とグーズ岩 写真1

奥の院から階段を上り詰めると、善無畏三蔵を供養した祠があります。この中には高さ約三尺の五重塔が安置されていたそうです。
善無畏三蔵は、インドから中国へ来た密教の高僧で、奈良時代、密教を広める為に日本へ渡航することになったそうです。
渡航途中激しい嵐に遭遇し、船が木の葉のように翻弄され今にも沈もうかと思われたとき、善無畏三蔵は若杉山頂の岩窟に祀られている八大龍王にむかって
「船が無事に港に着きますようお守りください。着きましたら必ずお礼のお祭をいたします」と祈願しました。
数日後、何とか無事博多湾に辿り着く事ができた善無畏三蔵は、衰弱した体にもかかわらず、八大龍王のお祭を行わなくてはならぬと気を引き立てながら若杉山にむかって歩いて行きました。
するとどこからともなく大きなグーズが現れて、善無畏三蔵にむかって自分の首を長く伸ばして甲羅に乗るような仕草をするので、甲羅にまたがると,グーズは山にむかって登り始めました。
やがて山の八合目まで登ると、グーズは止まって動かなくなり、岩になってしまいました。
善無畏三蔵は手厚くグーズに礼を言い、無事山頂に辿り着くことができ、八大龍王のお祭りをねんごろに行ったそうです。


善無畏三蔵とグーズ岩 写真2

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